食レポのコツ ②視覚 (2)盛り付け
こんにちは、まっつです。
最初にお話した食レポの6つのコツは、
①嗅覚 ②視覚
③聴覚 ④味覚 ⑤触角 ⑥第六感
でした。
今日はその中の②視覚の続きをお話しいたします。
昨日は「色」がキーワードでした。
本日のキーワードはズバリ、
「盛り付け」
です。
お店のパスタと自分で作ったパスタ。
同じものを作っても、何故か庶民感が漂う……イタリアン感が出ない……
この違いは盛り付け時の
「ボリューム」
です。
パスタは、上にボリュームがあるほどオシャレに映ります。
盛るときにトングを使って一口ずつとり、上へ上へと重ねるように盛り付けて三角をつくっていくイメージです。
そしててっぺんからミートソースをかけたり、てっぺんに卵黄やバジルをのせると一気にボリュームが出ます。
サラダを盛るときも、まず芯のしっかりした固めの具を土台として、その上に柔らかい葉を重ね、最後にアクセントとなるようなプチトマトやナッツをのせる……というような順に盛ると綺麗に見えます。
これは意外と面倒です。手間がかかる丁寧な作業です。
よって、ボリューム感のある盛り付けをされている料理を振る舞われたときは、
『インスタ映えする丁寧な盛り付けだね!』
と褒めることができるのです。
一般の方がこの作業をするからこその褒め言葉です。
プロの方やレストランは仕事としてこの作業を惜しみません。だから、こういった方々の料理をわざわざこう褒めると嫌味にとられかねませんから気をつけてください。
次に注目したいポイントは、
「トータルコーディネート」
です。
肉じゃがサラダボウルに入っていたり、炒飯が茶碗によそわれていたら違和感を感じませんか?
肉じゃがは和食、炒飯は中華。
食べ物には、その色や国籍に合わせた器があります。
肉じゃがなら煮物鉢、炒飯なら白い平皿に盛ると馴染むでしょう。
そして、それぞれの品(しな)と皿の組み合わせも大事です。
焼き魚にひじきの煮物、味噌汁に白米といったように全体の雰囲気が和食に統一されていて、かつふさわしい皿に盛られていれば、
『老舗の定食屋みたい!』
ですし、
ハンバーグにグリーンサラダ、コンソメスープがそれぞれ白い器と銀のカトラリーと一緒に出されれば、
『洋食レストランみたいでオシャレ!』
となりますよね。
食事は服装と一緒です。
ハンバーグ&納豆というメニューは、ワンピース&下駄のようなものです。
トータルコーディネートの意味がわかっていただけたでしょうか?
盛り付けのポイントはボリュームとトータルコーディネート。
食レポの際にぜひ注目してみてください!